夏の暑さの盛りがようやく過ぎ去ろうという日々、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。そろそろ本格的に多肉事に取り組もうと準備されていることと思いますが、そんな準備に重宝するのが「多肉イベント」。今回はそんな中でも「西日本最大規模」という声も高い「天下一植物界」を紹介します。
以前は「BORDER BREAK」と呼ばれていて、東京のビッグバザールとともに「2大BB」なんて紹介のされ方もしていた全国的にもトップクラスに規模の大きな植物イベント。今は会場も宝塚に移転して「天下一植物界 BORDER BREAK BEYOND」と進化。以前の大阪福島の会場も密林&洞窟探検のような雰囲気があって好きだったんですが、宝塚会場は広く明るく美術館のように美しい会場で、宝塚の美しい街並みと合わせて歩くだけでも楽しい絶好のおでかけ・イベントになっています。
#ちなみに「PLANTAE」は「植物界」といって生物分類体系の植物全体を指すグループで、「天下一植物界」はドラゴンボールの「天下一武道会」にかけた洒落ですよね。って釈迦に説法すみません……。
天下一植物界が他の多肉植物イベントとちょっと雰囲気が違うのは、多肉植物だけじゃないところにあると思っています。謎の種子やドライフラワー、熱帯植物やテラリウム、果ては生きて蠢くカエルちゃんなど……。「密林探検のような雰囲気」と書いたのはそうしたラインナップが演出していることは間違いありません。
#もともとBORDER BREAKが「世界の熱帯植物が集まる」というキャッチコピーを冠していた(あの熱帯植物店のあの人が発起人だから……と思っているけど間違っていたらすみません)のでそんな雰囲気なのも間違いではないんだとは思います。
百聞は一見にしかず。ジャンルを問わない異種格闘技な雰囲気が伝われば幸いです。
※全店舗紹介しきれていません。ご容赦ください……。
会場は「宝塚市立文化芸術センター」。JR宝塚駅から徒歩10分ちょいのところにあります。阪急宝塚南口駅のほうが若干近いかも。JR方面から来ると宝塚歌劇の前を通る宝塚らしい美しい街並みと遊歩道、阪急方面から来ると良店の並ぶ商店街を通ります。
宝塚市立文化芸術センターは同じ敷地に「手塚治虫記念館」も併設されていて、たくさんの手塚治虫のキャラクタたちが出迎えてくれるのも楽しいポイントです。
会場前にはざっくり500~600人くらい並んでいた記憶がありますが、並ぶときに整理券が配られ、さらにその列をいくつかのグループに分けて「最初に入れるグループ」を抽選するシステムでした。僕がたまたまその当選グループだったため、オープンしたての人の少ない会場をストレスフリーで見て回る幸運に。
次回も同じシステムが採用されるかはわかりませんが、遅れて行ってもワンチャンあるかもしれません。もちろんワンチャンに賭けずに並ばずに入りたい方は午後以降でしたら大丈夫と思います。ゆっくりと宝塚ランチを楽しんだり、隣のニトリで植物棚を物色したりしてお過ごしください。
というわけでおすすめイベントのご紹介でした。イベント情報はこちらにも掲載しています。
ってあれ? 1ヶ月も先じゃん! 待てないよ!という方は、今週末開催の「京都みどりのマルシェ」をお忘れなく。
一時はコロナで激減してしまったイベントも、今年はそれ以前の勢いを凌駕する雰囲気でイベントが目白押し。PUKUBOOKでもできるだけ追いかけて紹介していければと思っています(地理的に関西がメインになっちゃうことはご容赦くださいませ……)。